⑦実践教理:つとめ

さあ、今回から二回に渡って天理教で最も大切なつとめというものについて説明していきます。初めての人にとっては感覚的に理解しづらい部分があるかも知れませんが、どうぞお付き合いください。

ぢば・甘露台

誰にでも生まれ育った故郷があります。多くの人にとってそれはどこか懐かしく、また温かな雰囲気を感じられる場所ではないでしょうか。

同様に、全人類には共通の故郷があります。実は、古(いにしえ)の始まりのときに人間が創られた場所が今なお存在するのです。その地点(奈良県天理市、天理教教会本部の神殿中央部)をぢばといい、そこには目印として甘露台というものが建てられています。

この台、なぜ甘露台というのかというと、最上段に平鉢を乗せて「あること」をすると、その名の通り親神様から甘露(天からの与え)をいただけるからなのです。
ちなみに甘露とは、それを頂くと人は皆、病まず死なず弱らずに115歳の定命を保ち、世の中も思いやり溢れる陽気ぐらしの姿に建て替わるというもの。まさに人類が何千年と求めてきた理想郷ですね。

つとめ

さて、先ほど述べた「あること」というのは、つとめといわれる祭儀です。つとめは、神楽(かぐら)手踊り(てをどり)という二つで構成されています。
「かぐら」は、10人のつとめ人衆といわれる人々が、ぢば(甘露台)を囲んで、九つの鳴り物の調に合わせて親神様のお働きを踊りで表現します。
「てをどり」は、同じく九つの鳴り物で、男女三人ずつが立って踊る形式です。

十全の守護の詳細

御神楽歌(みかぐらうた)

かぐら・てをどりはいずれも御神楽歌(みかぐらうた)という地歌に合わせてつとめられます。そもそも神楽というのは、神社の祭儀などで伝承されている「神楽の舞い」などに使われる言葉で、文字通り神様が楽しむ神聖なものという意味を持ちます。

天理教の御神楽歌は全5節で、「かぐら」において第1〜3節まで、「てをどり」において第4〜5節を勤めます。その全てにおいて、親神様の優しい温もりがあり、陽気ぐらしの情景を彷彿させる内容となっています。

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