②神様について

神名

神様と聞くと、ゼウスやポセイドン、さらにはイエス・キリストや天照大神などを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし、天理教の神観念はこれらとは異なります。

天理教では、神様の名前を天理王命(てんりおうのみこと)と教えられています。まずは、この神様(天理王命)を理解するために重要な二つの側面について見ていきたいと思います。

元の神・実の神

一つは、前項で述べたように、この世界と人間を創造した生みの親であり、「元の神」であるということ。このように、天理王命は全人類共通の親であることから、天理教では親神様とも表現します。そして人は等しく親神様の子供であり、兄弟姉妹なのです。

そしてもう一つは、今この瞬間も人々の身体や地球上のあらゆる生命を司っている育ての親であり、「実の神」であるということです。
考えてみれば、毎分毎秒、心臓を動かそう、肺に酸素を摂り入れよう、次は食べ物を消化しようというように、自分の意思で生命を維持している人はいません。私たちの身体は細胞レベルに至るまで、この実の神の働きによって生かされているのです。これは人間だけでなく全ての生き物についても同じです。

天理教の神観念

親神(天理王命)様は、元の神として全てを創造したばかりでなく、実の神として地球上の隅々まで守護しているのです。つまり、人間の体内や大自然の摂理に至る全てが親神様の実態といえます。

こうした神観念は、ギリシャ神話に出てくるような人の姿をした神々とも、キリスト教や神道などとも違います。上記二つの側面を合わせ持つ、親なる神様というのが天理教における神観念となっています。

親神様と人間は、親と子。
人間同士は、兄弟姉妹。
こうした温かな関係性が、天理教信仰の醍醐味です。

次項リンク

[kanren2 postid=”187″]

目次
閉じる